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April 20, 2005

共通の歴史認識を考えてみよう

中国政府は日本政府の持つ歴史認識が気にくわないらしい。中国ではどのような歴史認識を持ち、それをどのように教えているのか気になるところだ。中国の自称「正しい歴史認識」はどのようなものなのだろう。

日本が中国大陸で行った事の大部分は中国人に苦痛を与えた。そのことは間違いない。しかし、その苦痛の中国人側の要因として中華思想がないのだろうか。世界の中心に住む我々中国人が東夷と蔑んできた日本人ごときに侵略される。あろう事かその日本人は優秀な大和民族と自称して中国人を侮辱する。中国人の自尊心は著しく傷つけられた。そう言う一面が無いのだろうか。私にはあるように思える。

日本は戦争で中国を含む連合国に負けた。しかし、その後日本は経済的に急成長を遂げ、中国は急成長の兆しはあるものの日本に大きく差を付けられている。中国人の自尊心は傷つけられたままだ。そして21世紀になって日本は国連の安全保障理事会の常任理事国すなわち戦勝国クラブに入りたがっている。中国が日本より優位と感じられるモノがまた一つ失われてしまう。中国人の自尊心はまた傷つけられた。そんな一面があるように私には思える。

日本人と中国人は互いに相手を蔑視している部分がある。言葉にしなくても態度に出さなくても、隠していても、どこかにそう言う思いがある。悲しむべき事だ。もちろん私も例外ではない。だが蔑視する気持ちが払拭出来ないにしても、相手を敬う気持ちも共存させたいものだ。

閑話休題。
中国政府の歴史認識である。問題になっている部分に限定すれば、日本が中国を侵略してから敗戦でそれを終了させるまでの歴史だ。中国にすれば「抗日」の歴史である。ズバリ中国共産党の輝かしい歴史である。その後日本に差を付けられた、今一ええとこのない中国共産党の輝かしい歴史である。強調したくなるのは当然の事だ。そんな事とは無縁の日本政府の歴史認識と違って当然だ。日本政府の歴史認識は右傾化しているように思えるが、たとえ客観的事実から成る公正な歴史認識が実現したとしても中国政府は不満だろう。

中国には正史というモノがある。前王朝の歴史を後の王朝(政権)が公式に書き記すのだ。出来るだけ偏らないように充分な時間をおいて編纂を始める事になっている。対象となる時代がホットなうちは書かないのだ。清王朝が滅亡して90年以上になるがまだ編纂中だ。その後の日本の中国侵略史、中国共産党の抗日史、まだまだホットな歴史だ。今の王朝じゃない政権が倒れてから100年経ったら「そろそろ」と言うところだろうか。それくらいしないと正しい歴史認識なんて出来ないものなのだ。

しかし、正しくなくても歴史認識しないわけにいかない。それぞれの国でそれぞれの歴史認識があるのは当然だ。大いに主張すれば良い。議論すれば良い。場合によれば相手を非難しても構わない。しかし、相手が主張する行為は認めよう。一つの見解として尊重しよう。そして決して排除してはならない。


今回はここを参考にしました。

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Tracked on April 20, 2005 at 10:58 PM

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