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April 23, 2005

靖国神社参拝について

「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の国会議員80人が22日午前、靖国神社に参拝した。
反日デモ騒動など、日中でもめている時にその要因の一つである靖国参拝を実行するだなんて、何を考えているんだろう。過去に日本が侵略した国々をなめているのか?選挙での得票を気にしての行動だと思うが、彼らの自己中心的行動によって日本人が東アジアの人々から嫌悪の目で見られる事になる。これは国益に大いに反する行為であると認識出来ないのだろうか。選挙以外にもそれなりの想いがあるんだろうが自重してもらいたい。

さて、靖国神社参拝が何故問題視されるのだろうか。よく言われる理由が「A級戦犯合祀」である。侵略された人々にとって、その主犯者が神として讃えられているのだから穏やかであろうハズがない。靖国神社に祀る対象は、日本を守るために戦争で命を落とした人々って事になっている。A級戦犯が行った事は侵略であって日本を守る事では決してない。侵略は悪であり防衛は認められる。A級戦犯を祀れば彼らのの行為は防衛であり、讃えられる事であるかのようになってしまう。極一部だろうが本気でそう思っている人々もいる。侵略された人々にとっては侵略戦争を正当化する行為で認められない事だ。日本人には死者の生前の罪を問わないって考えがあるらしいが、無神論者の私には理解しかねる感覚だ。どれほどの日本人が「死者の生前の罪を問わない」って感覚を持っているんだろう。例えば、地下鉄サリン事件を起こして死刑になるであろうオウム真理教の幹部たちがその死後神として祀られたとしたら平静でいられるだろうか。私は大部分の日本人が激怒すると思う。

次に、あまり語られないが、宗教としての靖国神社だ。大日本帝国の頃は国教であった。その宗教を精神的支柱にして侵略行為が行われてきた。死んだら神として祀られるんだから死を怖れず命をかけて戦え!そう言われてそうだと信じて多くの日本人や朝鮮人は死んで行ったし侵略された方は殺されて行った。殺された方が靖国神社に嫌悪感を抱いても当然である。その靖国神社は現存し、日本政府は交流をしているように見える。「私人として参拝した」と言っているのなら交流を否定出来るだろうが、「公人としての立場で参拝した」とするなら交流を肯定する事になる。靖国神社と日本政府が結びつくと「また侵略戦争を始めるのでは」と危惧されるのは仕方ないだろう。「そんな事は杞憂に過ぎない」と日本人の私は思うが、彼らはそういう目で見ているのだ。
日本人がオウム真理教に向ける目と同じような目を東アジアの人々は靖国神社に向けていると思った方が良い。

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